グラン大尉の製作ガイド
  
  ノギスなどの使用方法
  
  
  ノギスなどの計測ツールは、工業畑を歩んできた
  私などには、まさに必須アイテムです。
  しかし、模型分野を見てみると持っている方や
  持っていても使い方の判らない方が非常に多いため
  今回はページを作ってみる気になりました。
  
  別に、ノギスメーカーの宣伝ではないので
  「ヒントに成ってくれれば良いな」程度なので
  気楽に見てください。
  
  下からダイヤル式ノギス
  デジタル式ノギス
  マイクロメーター
  校正作業を受けていないので、それほどの精度を
  誇れませんが、社内測定具です。
  今回は通常のノギスが社内にないため、目盛りの読み方は
  割愛し、次回と致しましょう。
  
  
  ノギスとは4箇所で計る道具!
  意外と知られていませんが、この道具は4箇所を使用して
  ケースバイケースで測定します。
  
  @外径を測る
  
  
  このようにクチバシ(?)で挟んで寸法を採ります。
  一番普通な使い方。
  
  
  A内径を測る
  
  
  裏側のクチバシ(?)は内径を計るためのものです。
  しかし丸い物の内径を計ると刃物の厚さの為
  一回り小さな数字になります。
  厳密な寸法が必要な時は専用の計測ツールや
  ゲージが必要になります。
  
  
  
  
  
  B穴の深さを測る
  
  
  
  ノギスのケツに飛び出る棒はこのように使います。
  専用のデプスゲージ等もありますが普通の寸法なら充分に測れます。
  
  
  C段差を測る
  
  
  意外と知られていない第四の計測方法。
  Bの方法と使用しやすい方法を選んで使い分けます
  
  
  D最高の精度を求めるなら
  寸法公差のシビアな図面で、正確な寸法を読むには
  ダイヤルゲージクラスの測定具が必要です。
  これが無いと、加工業者に対し寸法公差に関する
  話は一切出来ません。
  
  
  っと、まぁ簡単に説明してきました。
  普通に使うのは「このドリル刃は何mm?」程度なのですが
  模型制作の上で、お役に立つ道具だと思いますので
  使いこなせるようになっていると、何かと便利です!