MG42画像集

兵器(特に銃器)とは「如何に安く生産し、人を効率よく殺すことが出来るか」
其れを具現化させる為の究極の工業製品なのです。
第二次世界大戦は、職人が作るような武器が役に立つ戦いではなく
まさに国家の工業力が勝敗を左右した、人類史上初めての総力戦だったのです。

広く知られている通り、MG34は非常に極めて高性能な機関銃です。
その発想は時代を先取りし、歩兵が通常携行できる軽機関銃で
有りながら、ベルト給弾で射撃が出来、必要に応じ三脚に乗せれれば
重機関銃としての用途もこなしました。
また速い発射速度、其れを支える銃身の交換システム等など・・・
しかし、ウィークポイントは高い技術を要する切削加工、
余りに精度が高いため、戦場での埃や汚れに対して敏感だったのです。

其れを克服するために開発されたのがMG42です。
MG34よりも発射速度は速く、毎分最大で1200発(この時代の連合軍のMGは、
およそ半分以下の発射速度です)、その為に加熱する銃身を交換するための
所要時間は、約5秒といわれる新しい交換システム。
ボルトはローラロッキングと言う現代でも通用している閉鎖システムを採用している
にもかかわらず、本体のプレス加工を採用することによりコストの大幅に削減。
クリアランスも十分に確保したため多少の泥、砂が噛んでも作動には影響しない
タフさ、まさに兵器としての本質に迫った最強(最凶)の武器がMG42だったのです。

60年以上経った現代の目で見ても、その開発思想の高さ
加工方法の優秀さには、正直言って驚かされるものです。

今回入手した銃は、かなり使用されていた物でした。
表面が鉄の地が出ている部分は再度ブルーイングを施し、
錆が出ている部分は完全に除去し、古い油も完全に洗い落とし、
黒く塗られていたバットストックは剥離し油にて処理。
コンデションをかなり良くすることが出来ました。

非常に発射速度が速いため一般のマシンガンとは発射音が違います。
その発射音は「カーテンを切り裂く音」と聞いていましたが
ネットで拾ってきましたのでアップしておきます。
MG42発射音
特徴あるバレルジャケットの雰囲気をお伝えできれば幸いです。

↑右側面、銃身を横に引き抜くためジャケットは大きく切りかかれている

↑左側面、左右非対称なジャケットは、ANでの製品化時最大の問題点

↑上面

↑フィールドカバーをあけたところ、弾薬装填する時の動作









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